平屋のマイホームのメリットとデメリット

これまで戸建住宅の主流は2階建ての物件と言われてきましたが、最近ではあえて平屋を選択する人も増えています。
階段がなくワンフロアで完結した生活を送ることができるので、近年その利便性に再注目が集まっているのかもしれません。良いところだけでなく、平屋ならではの注意点も踏まえたうえで、平屋を購入するかどうか検討をする必要があります。

平屋を理想の住まいに挙げている年代としては、50代や60代以降のシニア層が多いです。階段の上下移動がなくて済むことや、ワンフロアで生活できることなど、動線の良さが人気の理由として挙げられていました。30代や40代の世代からも、コンパクトで効率の良い間取りが実現できるといった暮らしやすさをメリットとして述べる声が多数寄せられています。住みやすい家づくりを実現しやすいとして、平屋の良さが注目されているのです。

また平屋の長所として、ゆったりとした広い庭や日当たりの良さを挙げる人も多数います。ワンフロアの構造なので土地を贅沢に使い、風通しや日当たりの良い家を建築することが可能です。定年退職後にゆったりとガーデニングを楽しんだり、愛犬と遊んだりする広い空間を確保したい人たちからも人気を集めています。ワンフロアでコンパクトな動線のため、移動が簡単で掃除や家事など日々の負担も軽くなることも特徴の一つです。こうした多くのメリットがあることから、多くの人たちがマイホームとして平屋を選択していると言えます。

しかし当然良いところばかりではなく、注意点もあります。先ほど日当たりや風通しの良さを挙げましたが、周囲に2階建て以上の高い建物がある場合は、日当たりや風通しが悪くなってしまうこともあります。また、洪水などにより川が氾濫した場合は高い建物に避難する必要がありますが、平屋には2階部分がないので状況によっては自宅にいると危険です。こうしたデメリットを踏まえたうえで、購入するかどうかをきちんと比較検討しておくのがおすすめになります。

メリットとデメリットのある平屋ですが、階段の上り下りが要らないことや、日々の行動範囲がコンパクトになり掃除などの負担を軽減できることから高い人気を誇っています。将来的に建物の修繕が必要になった場合でも、2階建ての建物と違って足場を組む必要がないのでメンテナンス費用も安く済むのが魅力です。

自分たちの理想とするライフスタイルの実現に適しているかどうか考え、購入するかどうかを検討しましょう。