中古住宅のマイホームのメリットとデメリット

中古住宅をマイホームとして選択する人も、年々増加していると言われています。資材価格の高騰など住宅価格が値上がりしているなか、理想の家をできるだけ低価格で手に入れるために中古住宅を購入するのは賢い選択の一つです。メリットとデメリットの両面を比較検討したうえで、納得のいくマイホーム選びを行うことが大切になります。

中古住宅のマイホームを購入する人がメリットとして挙げるのは、やはり価格が安いところです。築年数が経過するにつれて住宅価格は下落する傾向にあるので、良い条件の物件がお手頃な価格で見つけやすいのが魅力として挙げられます。駅から近いことや希望の学区内にあることなど、人によって譲れないポイントはさまざまです。そうした譲れない条件を満たすなかで、予算内に収まる物件を探すのであれば、中古住宅は非常に魅力的と言えるでしょう。中古住宅は新築物件より、2割?5割程度安い値段で購入できることが多いとされています。

またその他にも、実際の住宅を見て日当たりや風通しを確認できるという点もポイントです。建物が完成した後でしか確認できないようなことを、あらかじめ把握したうえで購入できるので、安心感があります。さらに、物件によってはエアコンや照明などの設備が既に付いている場合や、前の住人の方が使っていたカーテンなどをそのまま使わせてもらえる場合もあります。気になることや質問したいことがある際は事前に確認してみるのがおすすめです。

一方で、中古住宅にはデメリットも存在します。古い物件なので新築住宅に比べると設備面で劣るため、場合によっては水回りなどのリフォームが必要になるかもしれません。また、不具合が出やすいので維持費用が掛かる傾向があります。耐震性なども最低限の基準は満たしているはずですが、年々そうした耐久性や耐震性に関する技術が進歩しており、最新のものより少し性能は劣る可能性が高いです。安い価格で購入できる分、多少の不具合は我慢しなければならないかもしれません。

このように、中古住宅のマイホームにはメリットとデメリットがあるので、よく考えたうえで購入を決定するのがおすすめです。現在はリフォームやリノベーションの技術も発達しているので、購入した後で自分たちの住みやすい家に改良することもできるでしょう。新築住宅にも中古住宅にもそれぞれ良いところがあるので、ご家族の方や、一緒に住む人と相談しながらしっかりと考えることが大切です。